現代社会において避けて通ることのできないストレス・・・上手な付き合い方は?(2)
ストレスとの付き合い方 第2弾です。
5分間で簡単リラックス
リラックスしたいけど忙しくてなかなか時間が取れない・・・という方も多いのではないでしょうか。
ここでは5分程度で簡単にできて、気分転換や疲労回復になるリラックス法をご紹介します。
■「つぼマッサージ」で自然治癒力を高める
東洋医学では、人間のからだには一種の生命エネルギーである「気」が流れていると考えられています。
ツボとは、何か異常があったときに気の流れが滞る場所です。
そのツボを刺激すると、滞った気の流れがスムーズになり、体調を回復させることができます。
(顔)瞳子髎(どうしりょう)
位置 :目尻の外側のくぼみ
押し方:人差し指をツボに当て、息を吐きながら押します。
★目の神経を活性化させます。
(肩)肩井(けんせい)
位置 :乳首からまっすぐ上にたどっていき、肩の大きな筋肉にぶつかったところ
押し方:中指と人差し指を重ね、呼吸に合わせ、息を吐くときに強めの力でぐーっと押します。
★肩の血行を促します。
(手)合谷(ごうこく)
位置 :手の甲の親指と人差し指の骨が交わるすぐ手前、指がぐっと入るところ
押し方:親指を当て、人差し指の付け根に向けて少し強めの力で押します。
★頭をすっきりさせ、緊張をほぐします。
■「ストレッチング」で心もからだもの~びのび
緊張した筋肉をやわらげるためにはストレッチングが有効です。
からだを伸ばすことで、緊張した筋肉をゆるめるという効果が得られます。
ポイント・・・
①はずみをつけずゆっくり伸ばす
②痛みを感じるところまで伸ばさない
③呼吸は止めずに自然に行う
④伸ばしている部位に意識を向ける
両手伸ばし
頭上で両手を交差して手のひらを合わせます。両腕をやや後方にひき、伸ばします。
胸、背中伸ばし
両手を後ろで組み、胸、肩に緊張が感じられるまで両腕を後方に引きます。今度は肩の高さで前に腕を上げ、手を組んで伸ばします。
片腕つかみ
左腕を右方向に伸ばし、右腕で左腕を抱えます。胸の方にひきつけます。左右同じように行います。
(これは私もたまにやりますね)
■血液循環をよくする
疲れたときや気分のすぐれないときには、ストレス性の緊張で、血管が収縮していることがあります。
血流を促して血行をよくすることで、リフレッシュすることができます。
はずむ・振る
腕を振りながら上下にはずみます。肩・腕・ひざをゆるめて行うのがポイント。
肩たたき
手刀で肩をたたいてあげます。小刻みにリズムよくたたくのがポイント。首のつけ根から肩の先まで、また、背骨の両脇を腰のあたりまで。
■「筋弛緩法」でリラックス感を味わう
心の緊張が続くと、無意識のうちに筋肉も緊張した状態になります。
意識的にからだの一部にぐっと力を入れ、十数秒数えてから一気に力を抜き、じんわりとからだに血液が流れていくのを感じましょう。
肩の力を抜く
①両肩を持ち上げて力を入れます。
②10秒数えたら肩の力をストンと抜いて、肩から背中にかけての筋肉がゆるんでいく感じを味わいましょう。
腕の力を抜く
①両腕を肩の高さで前に伸ばし、にぎりこぶしをつくります。
②こぶしを固く握り10秒数えたら、手の先から肩までの力を抜きます。
■腹式呼吸のすすめ
腹式呼吸では、ゆっくりと深く呼吸することで、肺の奥深くまで空気が行き渡ります。
また、腹圧を調節することにより、内臓の血液循環を活発にすることができます。
■「入浴」で心もすっきり
入浴は、からだを清潔にするだけでなく、湯の温度や水圧は血行をよくして新陳代謝を促し、神経をリラックスさせます。
また、水の浮力は筋肉のこりを解消してくれます。
入浴の効能
・血行を促進する
・神経をリラックスさせる
・筋肉をゆるめる
以上、ストレスとの上手な付き合い方をまとめてみました。
楽しみながら実践してみてください。