「定年離婚」とは?子供のいる世帯の3割が検討?妻のほうが真剣?

「定年離婚」という言葉を聞いたことがあります。
夫が定年したタイミングで夫婦が離婚することですが、似た言葉で「熟年離婚」というのもありますね。
いずれにしても長年連れ添った夫婦が、夫が定年したタイミングや子供が成人したタイミングで離婚することを考える人が増えているみたいです。


明治安田生活福祉研究所の調査でこんな結果があります。


子供がいる既婚女性では28.1%で「定年離婚」を考えているという結果です。
男性より約10ポイント高く、老後の関係についての夫婦の温度差が浮き彫りになりました。


「女性は夫が定年後ずっと家にいることに息苦しさを感じ、子供が自立すると夫婦をつなぎとめるものがなくなるかもしれない」と分析しています。


2018年6月に全国40~64歳の男女(未婚者含む)1万2千人を対象に実施した調査では、自分や配偶者 の定年を機に離婚を考えたことがある人の割合は、子供がいると女性28.1%、男性19.6%でした。子供がいないと女性13.3%、男性11.1%という結果になりました。


定年離婚を考えた理由については、 女性は「退職後に毎日一緒に生活するのは耐えられない」が45.1%でトップ、男性は「妻からの愛情が感じられない、愛情を感じない」が37.6%でトップでした。
「配偶者の介護をしたくない」は女性8.5%、男性1.9%で差が開きました。


離婚はせずにお互いが必要以上に干渉しないで自立した生活を楽しむ「卒婚」に肯定的な割合は 男性56.4%に対し、女性は73.5%でした。


実は私の職場の子供が二人いる30代同僚も、既に今の時点で夫婦関係が冷え切っており熟年離婚すると宣言しています。
(本気かネタかはわかりませんが(-_-;))


このような定年離婚、熟年離婚が増加している背景はなんなのでしょうか。


妻の夫に対する不満やストレスが積もった結果、熟年離婚に至るパターンが多いようです。
とくに良妻賢母型で我慢強く自己主張ができない性格の妻が、ストレスを溜め込みやすく、あるとき爆発して取り返しのつかない事態になってしまうということです。
その場では揉め事が解決したように見えても、消化されないまま蓄積され、離婚の引き金になる危険があります。


また、熟年離婚は妻が夫に申し出ることが多かったようですが、最近はその逆も増えています。
理由ですが、裁判所の2015年度(少し古いですが)の司法統計によると、男性からの離婚原因1~3位は「性格が合わない」「妻が精神的に虐待する」「家族親族と折り合いが悪い」ということでした。


参考までに、熟年離婚の危険度チェックリストです。

■熟年離婚の危険度チェックテスト

□子どもや孫のこと以外は共通の話題がない
□夫婦2人だけでいると間が持たず、居心地が悪い
□夫は趣味が少なく、休日も家でゴロゴロしている
□夫は家事をやる気がない(やろうとしてもできない)
□夫は自分の衣類などのある場所を把握していない
□夫は自分が在宅しているときに妻が外出することを嫌がる
□ケンカになるのが面倒なので、夫に言いたいことがあっても言わない
□夫から見下された態度をとられていると思う
□夫婦お互いに「ありがとう」や「ごめんね」の言葉や笑顔が少ない
□昔の夫の言動が忘れられず、今思い出しても悔しい気持ちになる


リストは女性の目線ですね。仮にヨメがチェックしたとして、我が家のチェック項目は最後の3つだけでしょうか。

まぁ私は熟年・定年離婚どころか結婚6年目で離婚の危機なのでまだまだ当てはまらないと思います。
(-_-;)

ではどうすれば熟年・定年離婚を防げるのか・・・。
ありきたりかもしれませんが、以下が挙げられます。

 

 ・普段からコミュニケーションを心がける
 ・夫婦の会話の時間を増やす
 ・定年後は夫に家事を手伝ってもらうようお願いしておく
 ・夫に趣味をもってもらえるように働きかける
 ・カウンセラーなどの専門家に相談する


結婚生活の多様化・・・いろいろな結婚の形があると思いますが、結婚したからには老後も仲良く二人で過ごせる夫婦が理想かなと、私は思います。

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