【コロナ】神戸市民4万人にすでに感染歴の疑い・・・公表患者260人との隔たり
コロナ関連です。
患者数に少しだけ落ち着きが見られてきたものの、まだ自粛要請は解除されそうにない状態が続いています。
今日「緊急事態宣言」延長をどうするか発表がありますが、5月31日まで延長になるようです・・・。
アメリカで抗体検査が実施された結果、公表されている感染者の50倍以上が実は感染している可能性があるということでした。
そして日本でも、ようやく関連ニュースがありました。
神戸市立医療センター中央市民病院の研究チームが、外来患者1000人の血液検査で、3.3%の患者が抗体を持っていたことを明らかにしました。(5月2日)
これによると、4月上旬までに、市民の約4万1千人にすでに感染歴があった計算になるようです。
公表されている感染者数は260人だそうですから、単純に160倍?も実は感染していることになります。
倍率は違いますが、実はたくさんの人が感染していたとアメリカと同じような結果になりました。
この結果が真実であれば、日本人のウイルスとの接触は海外とそれほど大差がないということになり、海外のデータともそう矛盾しないということになります。
武漢封鎖後の2月の春節に大量の中国人を迎え入れていた日本・・・その時期にこのウイルスが蔓延していても不思議ではありません。
感染力が強ければなおさらです。
これは、実は感染者が多い!と悪いニュースに捉える人もいるかもしれませんが、実はグッドニュースだと思っています。
前回の記事でも書きましたが、重症化しない人が実は多く存在し、これらの感染者数を含めると致死率がぐっと下がります。
コロナの脅威が今よりもなくなるわけです。
検査を実施した同院の院長は、「新型コロナの免疫をどのくらいの人が獲得しているか日本ではほとんどデータがない。緊急事態宣言の解除に関係しており、基礎的なデータになる」と言っています。
そして、やはり「神戸市で4万人が感染しているということなら、致死率はかなり低くなる。評価は変わってくる」とも言っています。
しかもこれは4月初期のデータなので、もっと感染率もあがっているかもしれません。(さらに致死率が下がります)
現在は、PCR検査で陽性だった人以外はコロナに接触していないかのように扱われていますが、この結果を見ると考え方は変わってきます。
自粛が叫ばれ、緊急事態宣言も延長となる見込みですが、このようなデータも政策に反映していかないといけない時期と思います。
地域別にデータをとり、どのエリアで、いつ、どのように社会の活動を正常化していくのかを考えていかないと、経済活動が停滞、学力の低下など、コロナ以上に中長期的な社会問題になりかねません。
経済活動を再開し、集団免疫を得るべきと主張する有名人もいます。
これほどの感染力のあるコロナが撲滅することはないと思います。
さらに、変異したり季節が変わればまた猛威をふるう可能性もあり、インフルエンザのように付き合っていかなければならないとすると、ウイルスとの共生を前提に考える必要があります。
とはいっても未知のウイルスであり、症状や後遺症などの全容も明らかになっていない怖さもあります。
重症化するのは主に60代以上と言われていますが、20代の重症化や40代の死亡例もあります。
効果的で安全な薬やワクチンもまだない中、医療崩壊は絶対に防ぐ必要があり、今の自粛の流れは避けられないかもしれません。
すべての命、すべての経済活動は守れないと思います。
今回のようなデータを駆使して、国民が納得する説得力のある政策を望みます。